広報紙【令和6年度】
No.224
「風早火事まつり」
北条で行われる北条秋祭り。
豊漁を願っているように、北条は昔から海との繋がりが深い。その歴史は、平安時代、「源平の合戦」で活躍し、源氏と共に平氏を滅ぼした河野水軍にまで遡るという。このお祭りでは、800年以上も前から続き、愛媛県無形文化財に指定されている「櫂練踊り」などが行われる。中でも、名物となっているのが、神輿みそぎ。これは、町内をまわってきた神輿を何度も川に落とす儀式。これによって、宮入り前に神輿を清めると言われています。その後、神輿は、夕暮れの海を櫂練りの船に先導され、鹿島神社へ宮入りとなる。鹿島櫂練保存会では、「私達は海の恵みである海藻や魚貝類を美味しく食べさせてもらい、また癒しも与えて頂いていますから、海に感謝するこの海のお祭りを、未来永劫 続けていきたいと思っています」と、お祭りへの想いを語っているのです。
No.223
「敬老の日 老人の日」
No.222
「真葛(サネカズラ)」
NHKスペシャル「なぜ妻はいなくなったのか?認知症行方不明者一万八千人」を観ました。鳥取県の若年性認知症を患う五九才の妻が、作り立ての朝食を残し行方不明となったのが昨年の八月。残されたご主人は、今も懸命に妻を探し続けているそうです。
認知症の家族会に参加し、実体験を語るご主人が「七年ぐらい前から認知症を患っており、もっと早く、こういった集まりに連れて来てやればよかったと後悔しています。ご夫婦をみていると本当にうらやましいです。支え合っていて本当にうらやましいです。」と号泣される姿に胸を打たれました。
認知症という病や行動に、目が行きがちな日々。そうではなく、「人を見よ!」ということを、その夫婦愛から改めて学びました。
古事記にも読まれ、八月に美しい花を咲かす真葛。その花言葉は「再会」です。
No.221
「母の日」
母の日のルーツは、アメリカにあります。ウエストバージニア州出身のアナ・ジャービスが、1980年に亡き母をしのんで教会で追悼式を行ったことが由来とされています。式では、参列者に亡き母が好きだった白いカーネーションが配られたそうです。それが、カーネーションを贈る風習につながっています。また、カーネーションは『母子』を象徴する花でもあります。十字架に架けられたキリストを見送ったときに、聖母マリアが落とした涙からカーネーションが咲いたという逸話が聖書に伝えられています。この話が基となり、母性や母性愛を象徴する花と言われるようになったのです。 皆さんは母の日の贈り物をお送りになりましたか。身近な人がいつ居なくなってしまってもおかしくないと自分にも言い聞かせ、日々感謝の気持ちを持ちながら過ごしていきたいです。